2009年 09月 11日 ( Fri)*03:35
2009年 09月 10日 ( Thu)*02:45
お疲れ様でした。
まとめられない女、みーです。
あの日の出来事が
こんなに長くなっちゃうなんて
想定外でした。
だけど、苦じゃなかった。
翔がいなくなって
その穴を埋めるように
あの日のことを思い出しながら
事細かく書いてたから
全く苦じゃなかった。
気付いた方もいると思いますが
あの日から
「別れて○○日」と
カウントするのも止めました。
もう私の恋は
終わったからです。
私、本当に素敵な恋をしました。
そもそもこのブログを始めたきっかけは
翔に対する自分の気持ちが
恋心だとはっきりして
会えない日が
つまらなくなりすぎて
翔が店に来た日や来た時間を
記録しておけば
翔の来店リズムがわかるだろうと
「記録」が目的で
始めまして
そんな根暗な事務的なブログのはずが
まさかこんな、
恋の起承転結を
残しておけることになるなんて
本当に私は幸せ者だと思います。
何せ誰にも言えない恋ですから
吐き出したい事もたくさんあって
そして
誰か同じような境遇の人が
もしかしたら見てくれているかなーっていう感覚だけで
それだけでとても
気持ちが楽だったのに
こういうところから
お友達が出来るなんて
思ってもいなかったので
そういうのもカナリ、とっても
嬉しかったです。
翔との片思いを綴りたくて始めたブログ。
「フラッパービッチ」。
「頭がからっぽなバカ女」
とか
「中身のない尻軽女」
とか
そんな意味合いでつけた名前で(笑)
翔を失った私は
これからは
心を入れ替えて
「良妻賢母」目指して
頑張って行くつもりです。
もともとがビッチ気質なので
どこまで頑張れるかわかりませんが
翔にもらったたくさんの愛情を糧に
生きていこうと思います。
ひとまず
「フラッパービッチ」も
ここで幕を閉じますが
また何か
報告するようなことがあったら
更新しますね。
もうね、弱音は吐きません。
だってすっげー幸せな恋が出来たんだもん。
充分すぎるくらいの愛情をもらったし
純粋な気持ちで人を愛せた。
もう、メソメソする必要はないはずでしょ?
罰があたる。
ここは更新しなくても
今まで回ってたブログには
遊びに行くよ!
多分毎日!
なので
バイバイではないのです
バイバイではなくて
おしまい。
また長くなってきたぞ。
とにかく
長い間
ありがとうございました。
私の恋を見守ってくれて
見届けてくれて
本当にありがとうございました。
イイ感じの終わり方でしょ?
私の好きな
「冷凍保存」。
ここでも使っちゃったよ。
まとめられない女、みーです。
あの日の出来事が
こんなに長くなっちゃうなんて
想定外でした。
だけど、苦じゃなかった。
翔がいなくなって
その穴を埋めるように
あの日のことを思い出しながら
事細かく書いてたから
全く苦じゃなかった。
気付いた方もいると思いますが
あの日から
「別れて○○日」と
カウントするのも止めました。
もう私の恋は
終わったからです。
私、本当に素敵な恋をしました。
そもそもこのブログを始めたきっかけは
翔に対する自分の気持ちが
恋心だとはっきりして
会えない日が
つまらなくなりすぎて
翔が店に来た日や来た時間を
記録しておけば
翔の来店リズムがわかるだろうと
「記録」が目的で
始めまして
そんな根暗な事務的なブログのはずが
まさかこんな、
恋の起承転結を
残しておけることになるなんて
本当に私は幸せ者だと思います。
何せ誰にも言えない恋ですから
吐き出したい事もたくさんあって
そして
誰か同じような境遇の人が
もしかしたら見てくれているかなーっていう感覚だけで
それだけでとても
気持ちが楽だったのに
こういうところから
お友達が出来るなんて
思ってもいなかったので
そういうのもカナリ、とっても
嬉しかったです。
翔との片思いを綴りたくて始めたブログ。
「フラッパービッチ」。
「頭がからっぽなバカ女」
とか
「中身のない尻軽女」
とか
そんな意味合いでつけた名前で(笑)
翔を失った私は
これからは
心を入れ替えて
「良妻賢母」目指して
頑張って行くつもりです。
もともとがビッチ気質なので
どこまで頑張れるかわかりませんが
翔にもらったたくさんの愛情を糧に
生きていこうと思います。
ひとまず
「フラッパービッチ」も
ここで幕を閉じますが
また何か
報告するようなことがあったら
更新しますね。
もうね、弱音は吐きません。
だってすっげー幸せな恋が出来たんだもん。
充分すぎるくらいの愛情をもらったし
純粋な気持ちで人を愛せた。
もう、メソメソする必要はないはずでしょ?
罰があたる。
ここは更新しなくても
今まで回ってたブログには
遊びに行くよ!
多分毎日!
なので
バイバイではないのです

バイバイではなくて
おしまい。
また長くなってきたぞ。
とにかく
長い間
ありがとうございました。
私の恋を見守ってくれて
見届けてくれて
本当にありがとうございました。
イイ感じの終わり方でしょ?
私の好きな
「冷凍保存」。
ここでも使っちゃったよ。
2009年 09月 10日 ( Thu)*02:03
車に乗ると
すぐに翔から電話がきた。
「イヤホンつけた?」
「今やる。
・・・・・ついた。」
「大丈夫か?眠くないか?」
「全然眠くないよ。悲しすぎて眠くない。」
車を出発させた。
翔の車のあとをついて
道の駅から出る。
信号の手前から
2車線になっていて
「俺は右車線入るけど、お前は左だぞ。左に曲がるんだよ。」
信号は赤だった。
翔の隣につけるやいなや
青に変わった。
「行くよ。」
「待って翔!」
窓から顔を見合わせて
しっかり目を合わせて
手を振った。
翔は右へ
私は左へ
それぞれの家族の待つ方向へ
曲がった。
もう二度と
会えない。
「この感じ、すっげーやだね。
てかこの道、残酷だよね。」
帰り道
どんな話をしながら帰ってきたのか
あまり覚えていない。
だけどもう
あまり泣かなかった。
私の方が先に家に着き
翔との最後のラインも
切れる時がきた。
「俺からバイバイっていうよ。」
バイバイっていう言葉が
大嫌いな翔。
お父さんが亡くなってから一度も
使っていなかった言葉。
「みーバイバイな。」
「バイバイやだ。。またね。」
「今度はホントに またね じゃないだろ。」
「・・・・」
「バイバイ、みー。」
「バイバイ。」
「バイバイ。」
「またいつかね・・・!」
最後にそう言って
電話を切った。
みーの最後の恋は
本当に本当に
終わりました。
すぐに翔から電話がきた。
「イヤホンつけた?」
「今やる。・・・・・ついた。」
「大丈夫か?眠くないか?」
「全然眠くないよ。悲しすぎて眠くない。」車を出発させた。
翔の車のあとをついて
道の駅から出る。
信号の手前から
2車線になっていて
「俺は右車線入るけど、お前は左だぞ。左に曲がるんだよ。」信号は赤だった。
翔の隣につけるやいなや
青に変わった。
「行くよ。」
「待って翔!」窓から顔を見合わせて
しっかり目を合わせて
手を振った。
翔は右へ
私は左へ
それぞれの家族の待つ方向へ
曲がった。
もう二度と
会えない。
「この感じ、すっげーやだね。てかこの道、残酷だよね。」
帰り道
どんな話をしながら帰ってきたのか
あまり覚えていない。
だけどもう
あまり泣かなかった。
私の方が先に家に着き
翔との最後のラインも
切れる時がきた。
「俺からバイバイっていうよ。」バイバイっていう言葉が
大嫌いな翔。
お父さんが亡くなってから一度も
使っていなかった言葉。
「みーバイバイな。」
「バイバイやだ。。またね。」
「今度はホントに またね じゃないだろ。」
「・・・・」
「バイバイ、みー。」
「バイバイ。」
「バイバイ。」
「またいつかね・・・!」最後にそう言って
電話を切った。
みーの最後の恋は
本当に本当に
終わりました。
2009年 09月 10日 ( Thu)*01:26
車に乗って
待ち合わせ場所まで戻る。
さっきはホテルまで遠かったのに
帰り道はとっても早い。
さっきと同じ道を
さっきとは全く違う心境で
戻る。
ただ変わらないのは
“スキ”の気持ち。
悲しいほどに
変わらない。
「お前、イヤホンマイク車に入ってる?」
「あるよ。翔にもらったやつ。」
「じゃあ帰り道は電話しながら帰ろうな。
お前すっげー眠そうだから。
危ないから。」
「電話番号わかる?」
「発信履歴とかに残ってるじゃん?」
「そうだよね。」
「お前と別れてさー、発信履歴とか着信履歴とか
だんだん下の方に下がってってさー
特に発信なんて、
みーに一番かけてたから
いつも一番上とかにあったのに
だんだんだんだん下がっていってさ
最後になくなっちゃった日は
すっげー悲しかったんだぜ。
またあーいう思いをするんだなぁ。。」
「うんうんわかるわかる。
切ないね。。」
「メールくらいしない?
メールくらいよくね?
・・・・女々しいか?w」
「・・・・・ごめん・・・。」
「だよな、うそうそ。
そんなことやってたらキリねーもんな。」
「そうだよ。
今日でしっかりお別れなんだから。」
「そのための今日だもんな。」
これでいいんだ。
間違ってない。
「あ!大変!!」
「なんだよ」
「翔が18になったら
○○県東部の女子高の文化祭全部くるって言ってたけど
私が行ってたとこ、今は共学になったんだ・・・。
共学の高校なんてほとんどじゃん・・・
翔 文化祭、行ききれないよ・・・・」
なぜか涙が出てきた。
翔に見つけてもらえないとか
来世でも出会えないんじゃないかとか
そんな心配をした訳ではない。
そんな理由ではないのに
なんだか涙が流れる。
「学校の名前教えてみ?」
「・・・どうせ忘れちゃうよ。」
「携帯にメモしておくから。」
そう言うと翔は
わざわざ携帯のメモ帳機能を開いた。
「県立○○高校・・・・。」
「・・・・・よし!ちゃんと記録したよ。」
携帯の画面を見せてくれた。
「バカ、泣くな。ちゃんと行くから、待ってろ。」
翔は本当に優しい・・・。
待ち合わせ場所の
道の駅についてしまった。
私のマーチが
朝露に濡れて
待っていた。
「早く降りろ。
朝になったらまずいだろ?」
「キスは?」
「しない。」
「なんでだよ!」
「辛くなるから。」
「最後にしようよ。」
「だめ。」
「じゃー降りない。」
「連れて帰るぞ。」
「困るくせに。」
「お前もなっ」
「するよ!勝手にキスするよ!いい?」
「・・・・・」
「ねぇ、キスしていい・・・?」
「・・・・・」
「しちゃうよ・・・?」
私はそっと
翔の唇に唇を重ねて
すぐに離れた。
翔は私に手を差し出してきて
握手をした。
「ありがとうな。」
「ありがとう。」
手をグッと引っ張られて
もう一度唇が重なった。
翔からの最後のキス。
熱くて悲しい
最後のキス。
涙でぐちゃぐちゃな顔で
「またね。」
と言った。
「また じゃないだろ。」
と翔。
「まただよ。
だって帰り道しゃべるんでしょ?」
「そっか。じゃあまたね、だ。」
またね と言って車から降りれるので
少し救われた気がした。
車から降りて
自分の車まで
歩きたくないのに
足は進んで
だんだんマーチに
近づいていって
すごくすごく
イヤだった。
もう私は
二度と翔に
さわれない。
一生
さわれない。
待ち合わせ場所まで戻る。
さっきはホテルまで遠かったのに
帰り道はとっても早い。
さっきと同じ道を
さっきとは全く違う心境で
戻る。
ただ変わらないのは
“スキ”の気持ち。
悲しいほどに
変わらない。
「お前、イヤホンマイク車に入ってる?」
「あるよ。翔にもらったやつ。」
「じゃあ帰り道は電話しながら帰ろうな。お前すっげー眠そうだから。
危ないから。」
「電話番号わかる?」
「発信履歴とかに残ってるじゃん?」
「そうだよね。」
「お前と別れてさー、発信履歴とか着信履歴とかだんだん下の方に下がってってさー
特に発信なんて、
みーに一番かけてたから
いつも一番上とかにあったのに
だんだんだんだん下がっていってさ
最後になくなっちゃった日は
すっげー悲しかったんだぜ。
またあーいう思いをするんだなぁ。。」
「うんうんわかるわかる。切ないね。。」
「メールくらいしない?メールくらいよくね?
・・・・女々しいか?w」
「・・・・・ごめん・・・。」
「だよな、うそうそ。そんなことやってたらキリねーもんな。」
「そうだよ。今日でしっかりお別れなんだから。」
「そのための今日だもんな。」これでいいんだ。
間違ってない。
「あ!大変!!」
「なんだよ」
「翔が18になったら○○県東部の女子高の文化祭全部くるって言ってたけど
私が行ってたとこ、今は共学になったんだ・・・。
共学の高校なんてほとんどじゃん・・・
翔 文化祭、行ききれないよ・・・・」
なぜか涙が出てきた。
翔に見つけてもらえないとか
来世でも出会えないんじゃないかとか
そんな心配をした訳ではない。
そんな理由ではないのに
なんだか涙が流れる。
「学校の名前教えてみ?」
「・・・どうせ忘れちゃうよ。」
「携帯にメモしておくから。」そう言うと翔は
わざわざ携帯のメモ帳機能を開いた。
「県立○○高校・・・・。」
「・・・・・よし!ちゃんと記録したよ。」携帯の画面を見せてくれた。
「バカ、泣くな。ちゃんと行くから、待ってろ。」翔は本当に優しい・・・。
待ち合わせ場所の
道の駅についてしまった。
私のマーチが
朝露に濡れて
待っていた。
「早く降りろ。朝になったらまずいだろ?」
「キスは?」
「しない。」
「なんでだよ!」
「辛くなるから。」
「最後にしようよ。」
「だめ。」
「じゃー降りない。」
「連れて帰るぞ。」
「困るくせに。」
「お前もなっ」
「するよ!勝手にキスするよ!いい?」
「・・・・・」
「ねぇ、キスしていい・・・?」
「・・・・・」
「しちゃうよ・・・?」私はそっと
翔の唇に唇を重ねて
すぐに離れた。
翔は私に手を差し出してきて
握手をした。
「ありがとうな。」
「ありがとう。」手をグッと引っ張られて
もう一度唇が重なった。
翔からの最後のキス。
熱くて悲しい
最後のキス。
涙でぐちゃぐちゃな顔で
「またね。」と言った。
「また じゃないだろ。」と翔。
「まただよ。だって帰り道しゃべるんでしょ?」
「そっか。じゃあまたね、だ。」またね と言って車から降りれるので
少し救われた気がした。
車から降りて
自分の車まで
歩きたくないのに
足は進んで
だんだんマーチに
近づいていって
すごくすごく
イヤだった。
もう私は
二度と翔に
さわれない。
一生
さわれない。
2009年 09月 10日 ( Thu)*00:25
無情にも時間は
過ぎていく。
会計機の横に
黒いカードを見つけた。
「これって会員カード?」
「そうじゃね?」
「一度来ればもう会員になれるって事かぁ!
じゃあ会計の時にこれ使えば、会員価格?」
「違うみたい。
初回は300円引きで、二回目からが会員価格だって。」
「ふぅーん‥」
そんな話をしながら
会計を済ませる。
「カード持って帰らないの?」
「バカか!だってもう来ないだろ?
また一緒に来てくれんのか?」
「うそ。
だってそうだけどさー、
カード使ったあと、当たり前のようにポイって放ったからさー。
ちょっと感傷に浸ってから、エイって放って欲しかった(笑)」
「鼻で笑っちゃうね。ばかちん。」
「サバサバしてるなぁー」
「そうだよ!さて!忘れ物はないか?」
「無いでーす!」
手をつなぎながら
一歩一歩、
さよならの階段を
おりた。
最後の段で
翔が振り向き
キスをする。
私が一段高いから
身長が近付き
私は翔の髪に手が回る
翔のねこっ毛。
ねこっ毛じゃないけど
インチキねこっ毛。
・
・
・
翔とまだ
1度キスしただけの頃
電話で
「翔クンはねこっ毛?」
と聞いた事がある。
「ねこっ毛?ねこっ毛!
ねこっ毛って何?
そういえばその言葉 たまに聞くんだけどさ
何?って聞きそびれたまま
34歳になっちゃってた!」
「え?マジで?ねこっ毛わかんない?」
「知らない知らない。
そういう言葉があるって事は知ってるけど
意味知らない!なになに?俺ねこっ毛?」
「触ってみないとわかんない。
でもねこっ毛っぽい。
細くてコシがないっていうか
柔らかい感じの毛だよ、ねこっ毛。」
「へぇぇ。そういうやつかぁ。
マジ良かった、今聞けて。
聞けば気になってたけど
わざわざ話をさえぎって聞くほどでもなかったから
お前が教えてくれなかったら多分一生知らなかったよ。
ねこっ毛ねこっ毛。」
何故か嬉しそうで。
「今度ねこっ毛チェックしてね、ねこっ毛チェック♪」
そんな約束をしたまま
その直後1度別れちゃって
凄く凄く
心残りで
仲直りして初めて2人で会った時
すぐに髪に触れた。
「あ、意外!ねこっ毛じゃなかったぁ。」
「あそう!俺ねこっ毛じゃねーのか」
「見た目超ねこっ毛っぽいのに!
結構硬いんだねぇ。」
・
・
・
翔の髪には
そんな想い出。
きっと翔は
"ねこっ毛"って言葉で
私をずっと思い出す。
そんな
自己満足を感じ
翔の髪をくしゃくしゃしながら
キスをした。
過ぎていく。
会計機の横に
黒いカードを見つけた。
「これって会員カード?」
「そうじゃね?」
「一度来ればもう会員になれるって事かぁ!じゃあ会計の時にこれ使えば、会員価格?」
「違うみたい。初回は300円引きで、二回目からが会員価格だって。」
「ふぅーん‥」そんな話をしながら
会計を済ませる。
「カード持って帰らないの?」
「バカか!だってもう来ないだろ?また一緒に来てくれんのか?」
「うそ。だってそうだけどさー、
カード使ったあと、当たり前のようにポイって放ったからさー。
ちょっと感傷に浸ってから、エイって放って欲しかった(笑)」
「鼻で笑っちゃうね。ばかちん。」
「サバサバしてるなぁー」
「そうだよ!さて!忘れ物はないか?」
「無いでーす!」手をつなぎながら
一歩一歩、
さよならの階段を
おりた。
最後の段で
翔が振り向き
キスをする。
私が一段高いから
身長が近付き
私は翔の髪に手が回る
翔のねこっ毛。
ねこっ毛じゃないけど
インチキねこっ毛。
・
・
・
翔とまだ
1度キスしただけの頃
電話で
「翔クンはねこっ毛?」と聞いた事がある。
「ねこっ毛?ねこっ毛!ねこっ毛って何?
そういえばその言葉 たまに聞くんだけどさ
何?って聞きそびれたまま
34歳になっちゃってた!」
「え?マジで?ねこっ毛わかんない?」
「知らない知らない。そういう言葉があるって事は知ってるけど
意味知らない!なになに?俺ねこっ毛?」
「触ってみないとわかんない。でもねこっ毛っぽい。
細くてコシがないっていうか
柔らかい感じの毛だよ、ねこっ毛。」
「へぇぇ。そういうやつかぁ。マジ良かった、今聞けて。
聞けば気になってたけど
わざわざ話をさえぎって聞くほどでもなかったから
お前が教えてくれなかったら多分一生知らなかったよ。
ねこっ毛ねこっ毛。」
何故か嬉しそうで。
「今度ねこっ毛チェックしてね、ねこっ毛チェック♪」そんな約束をしたまま
その直後1度別れちゃって
凄く凄く
心残りで
仲直りして初めて2人で会った時
すぐに髪に触れた。
「あ、意外!ねこっ毛じゃなかったぁ。」
「あそう!俺ねこっ毛じゃねーのか」
「見た目超ねこっ毛っぽいのに!結構硬いんだねぇ。」
・
・
・
翔の髪には
そんな想い出。
きっと翔は
"ねこっ毛"って言葉で
私をずっと思い出す。
そんな
自己満足を感じ
翔の髪をくしゃくしゃしながら
キスをした。
